そういえば、前回の記事が今年の初記事でした。
あけましておめでとうございます。2017年も気が向いたら更新しますのでどうぞよろしくお願いいたします。
さて、前回の記事で無線LANでSSH接続できるようになりました。今回はその続きです。
HDDをフォーマットしよう
まずは適当にパーティションを作ります。
デバイスの場所がよくわからんって時は
$ fdisk -l
で確認できるかと。できなかったらすいません。
パーティション作成についてよくわからんって場合はこちらを参考にどうぞ。
僕はiMac,MacBook Airのバックアップ用に1.5TB、ファイル置き場用に1.5TBというふうに分けました。
次にフォーマットです。
kazmax.zpp.jp
こちらを参考に。ext4形式でいいと思います。
HDDをマウントしよう
まず、マウントするディレクトリを作りましょう
$ sudo mkdir /mnt/hdd
ディレクトリ名はご自由に
一旦、この辺りで試しにマウントしてみてできるかどうか確認してみるといいと思います。
次に、
$ sudo blkid
で、先ほど作成したデバイスのUUIDを確認します。
したらば、
$ sudo emacs /etc/fstab
(エディタはお好きなものを)で、一番下に
UUID="xxxxx” /mnt/hdd ext4 defaults,usrjquota=aquota.user,grpjquota=aquota.group,jqfmt=vfsv0,user_xattr 1 2
と追加してください。「UUID="xxxxx”」は先ほど調べたやーつ。これで、起動時に毎回マウントされるようになります。
そのあとは、その内容でマウントするために
$ sudo mount -o remount /mnt/hdd
僕の場合、ディスクを二つに分けたため、「mnt/hdd」の他に「mnt/hoge」を作り、もう一つのデバイス名で同じ作業をしました。
これでRaspberry Piに繋いだHDDへ読み書きする準備ができました。
Netatalk をインストール
らずぱいがAFPファイルサーバになる魔法のパッケージをインストールしましょう。
とりあえず、こいつを動かすために必要なパッケージをまとめてインストールします。
$ sudo apt-get -y install libssl-dev libgcrypt11-dev libpam0g-dev libwrap0-dev libdb-dev libavahi-client-dev libacl1-dev libldap2-dev libcrack2-dev
次に、NetatalkのソースファイルをこちらからDLします。
直接DLする方法がわからなかったのでscpでMacから転送しました。
そうしたら
$ tar xvfz netatalk-x.x.x.tar.gz
(x.x.xはバージョンによりけり)で展開
終わったら展開先に移動してconfigure.
$ cd netatalk-x.x.x $ ./configure --with-cnid-dbd-backend --with-init-style=debian-sysv --with-acls --with-zeroconf --with-cracklib --with-pam-confdir=/etc/pam.d --with-dbus-sysconf-dir=/etc/dbus-1/system.d
エラーがなければmake&install
$ make $ sudo make install
共有フォルダを設定
お好きなエディタで「/usr/local/etc/afp.conf」を開いてNetatalkの設定をします。
[Global] hostname = Raspberry #お好きなホスト名を mac charset = MAC_JAPANESE log file = /var/log/netatalk.log #ログファイルの保存場所 log level = default:info [Time Machine Volume] # Time Machine Volume という名前の共有ディスクを作る path = /mnt/hdd/TimeMachine ;#共有ディスクの実体を置くハードディスク上の場所 time machine = yes #Time Machineのバックアップ用やでっちゅう記述 vol size limit = 1000000 ; Time Machine 用に使う容量の上限をMB単位で指定できる [Music] #Music という名前の共有ディスクを作る指示。 path = /mnt/hoge/Music file perm = 0660 directory perm = 0770
このままではログが無限にできてアバァなので
「/etc/logrotate.d/netatalk」に
/var/log/netatalk.log { rotate 4 minsize 10M weekly copytruncate compress delaycompress notifempty }
と書き込みます。
最後に、自動的に起動するように
$ sudo update-rc.d netatalk defaults
これで完了です。これでMacのTimeMachineからディスクの選択ができるようになっていることでしょう。
選択はできるものの、適用されずディスクが選び直しになる、なんて方はデバイスのアクセス権を確認してみましょう。僕はこれで1時間ほど悩みました。
これで晴れてTime Capsule完成です。お疲れ様でした。
特に参考にした記事
www.higuchi.com